インナーガレージのある平屋建ての家
竹小舞は、簡単に言えば荒壁の下地ですね。
最近では、あまり見かけなくなりましたが…。
始めに柱のまんなかに浅い穴をあけて
柱と柱の間に竹を落とし込みます。
(貫通はしてませんよ)
施主様に、「竹小舞と荒壁塗りの体験」を
お誘いしました。
「おもしろそうやなぁ!よしっ!」ってことになり
えつり屋さんと一緒に今日はえつり体験です。
縄を手にとって、編んでいきます。
「ひとつの現場ごとに親指の指紋なくなりますに。」
えつり屋さんがそうおっしゃってました。
「地味~にキツイなぁ…」
リビングのこの一面を見るたび
竹小舞の風景が思い浮かぶ…
そんなことを願っての一日になりました。
貫の向こう側も手前も家中まるごとなので、
3日間、この作業は続きます。
下校中の小学生が
「竹のかおりがすごいする~」
と言ってくれたり、
ご近所の方が
「私、川柳つくっとんのやけど、また一句浮かんだわ。」
嬉しいお声掛けです。