有限会社 儀賀住建
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伝統工法と在来工法ではどちらが地震の「揺れ」に強いと思いますか?
例えば震度5の地震があった場合、在来工法の家は被害はでにくいと思います。しかし、それ以上の力が加わった場合、筋交いが折れて金物の接合部分が壊れ(抜ける、緩む、外れる)、一度に耐力を失い、倒壊することが考えられます。「接合部分は弱い」と覚えておいてください。
伝統工法の場合は、その逆です。壁にひびが入ったり傾いたりすることはありますが、壊れたり、こけたりすることは考えにくいです。土俵際で強いです。貫を入れた壁や、竹小舞、荒壁も家の強度を上げています。
釘や金物を使って補強すると聞くと、頑丈そうだと思いませんか?鉄と鉄だと強いですよね。金物と木材、木材と木材とではどうでしょうか?
木材に釘を打った場合、雨、風の影響や時間の経過とともに、木もやせていきます。わかりやすく言うと、木工作業などで釘などを抜く場合、縦横に力を加えその部分を緩ませますよね。
地震の場合も同じ感覚です。木材は、性質上、湿気で膨らんだり、乾燥すれば縮んだりします。隙間があると、木材自体が隙間をうめようと膨らみます。
木と木が滑らない、締まっていくという木の性質を上手く扱った建築方法が伝統工法の家づくりとなるわけです