有限会社 儀賀住建
三重県四日市市室山町227番地7
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木材は伐り出してきたままでは使えません。狂いや反り、材そのものを長持ちさせるためには乾燥をしなくてはならないのです。
乾燥方法には、人工乾燥(低温・中温・高温・高周波乾燥)と天然乾燥があります。
人工乾燥は、大きな乾燥機で一度に短期間で行うイメージで捉えてください。(最短1週間〜2週間) 低温乾燥から高温乾燥まで幅広く行われていますが、高温になるほど乾燥期間は短く、木の色、ツヤ、香りを失い、強度も低下し、内部割れを起こすなどのリスクがあります。
人工乾燥で乾燥させた木材は、黒っぽくパサパサした焦げたような感じ、香ばしいような感じがします。それを、「木の香り」と勘違いしてしまわれる方も多いです。 人工乾燥は、「早く、安く」という、世の中の表れというか、お施主様のためではなく、低コストで木材を仕入れたい、早く大量に欲しい、という一部の施工側のためのものだと思っています。
天然乾燥とは、太陽と風の自然の恵みによって、ゆっくり優しく、木材にも、地球にも負担をかけない自然乾燥のやり方です。材の中心部の含水率も低くすることができ、色、ツヤのいい材、そして、強度のあるものに仕上がります。70年、100年と年月をかけて育てた木は、この天然乾燥で決まります。
人工乾燥か、天然乾燥なのかは、木の面(つら)、表面の色で見分けることができます。 実際に加工をすると、人工乾燥は柔らかく、中まで簡単にグサッと彫ったりできます。しかし、天然乾燥材は、粘りがあり、固く強い!刻みのときは大工泣かせですが、頑丈な家ができます。